参加者の皆様へ
平成28年7月7日
秋高連
記 三平 俊悦
秋高連第5回「ふるさと訪問」報告
6月30日と7月1日に実施された第5回ふるさと訪問に、11校総勢33名(大農高5名,角館高8名,横手高3名,大曲工2名,雄物川高2名,秋田工7名,秋田商2名,秋田中央1名,秋田南1名,秋田高1名,能代工1名)が参加しました。
2日間好天に恵まれ、スケジュール通り訪問見学を無事に終了することができました。参加者並びに関係者にお礼と感謝を申し上げます。
@大仙市を訪問し、久米正雄副市長から市の現状について説明していただきました。人口が毎年約1,000人減少している対応として流動人口を増やすため、四季を通しての花火大会や来年4月24〜29日には、国際花火シンポジウムを開催し、「見て来て買ってもらう」と、力強く話していました。リオオリンピックにマラソン1名・カヌー2名の大仙市出身者が出場します。応援をお願いされました。
A農業科学館で地元の農家(大和田さん)で採れた食材の弁当を昼食にしました。質と量に満足でした。
各国のばらが満開でした。本館において試験栽培中の「たつこ姫」は、中心部分がクリームがかった色で花びらは紅色でした。話題になり、人気が出ると良いですね。
B大曲農業高校を訪問し、永井元教頭先生から説明を受けました。
さすが伝統校、高い農業技術の習得育成を目指す、文科省のスーパープロフェッショナルハイスクールに県内で初めて選ばれました。生徒が作ったぶどう生ジュースをお土産にいただきました。大変美味しかったです。感謝・感謝。
C秀吉酒造訪問、鈴木社長自ら、説明と酒屋唄を歌い歓迎していただき、石田三成が献上した甲冑などが展示されていました。各種の酒を試飲してほろ酔いとなりながら、酒などを買いました。
Dバスの中で高橋和美さん(横手高)から美郷町の歴史や見どころ等を説明していただきました。
ラベンダー園では、商工観光交流課の山田主任が案内してくれました。2万株を超えるラベンダーが鮮やかに色づき満開となり、ホワイトラベンダーと紫色のラベンダーのコントラストが鮮やかで、甘い香りが漂っていました。ホワイトラベンダーは「美郷雪華」と名付けられ美郷町ラベンダー園で発見された品種です。商工課より全員に「ニテコサイダー」をお土産にいただきました。真昼岳が雲に隠れてラベンダーとのコラボ写真が撮れなくて残念でした。
E坂本東嶽邸を見学しました。東嶽は村づくりの先覚者として注目が寄せられています。明治29年に発生した奥羽地震(M7,2)は真昼山地付近を震源とするもので、甚大な被害を被った。千屋断層は東嶽邸の北東に中小森露頭と赤倉川露頭があり、断層保存対象地域となり、県・国の天然記念物の指定を受けています。
F大清水(おおしず)土崎地区で一番の湧水量を誇る清水、多様な生物が生息している。
G花葉館に宿泊。温泉に浸り疲れを癒して、7時から宴会を始めて岸本会長(秋商)の挨拶、中山文夫さん(角館高)の乾杯で懇親会に入りました。全員からのスピーチと酒を飲み放題、カラオケなどで大いに盛り上がり各校の交流と親睦が深まりました。
最後に各校が校歌を斉唱し、全員で秋田県民歌を歌いお開きとなりました。その後それぞれの部屋で2次会をしたようです。
H角館高校訪問した際に、門脇光浩仙北市長が見えられて、仙北市の説明をしていただきました。合併して10年となり、国家戦略特区・地方創生特区政令指定になりました。秋田県では、観光資源(武家屋敷・田沢湖・乳頭温泉など)に恵まれた地域と感じました。ドローン特区を生かし、ドローンレースアジアカップ開催(7月29日〜31日)が決定しています。話題のドローン見たいものですね。
教頭先生に校内を案内していただきました。角館・角館南が統合し、角館高校をスーパーリニューアルして、秋田杉を造作に使い木の温もり感じさせ、新築同様の学校でした。授業は生徒が熱心に勉強していました。校歌は「若杉」「駒草」7番となり覚えるのが大変かな?屋内運動場が新築され、天井が高く広く冬の練習も十分と思います。甲子園出場目指せるかな?
I中山文夫さんの友人河原田さんに角館を案内していただきました。武家屋敷の石黒家では当主自ら案内をしていただきました。武士が住み暮らしていた様子が良くわかりました。角館樺細工伝承館から河原田家へ、河原田さんに詳しく説明していただき、私は「こけ庭」の静けさに感動しました。
J彫刻家の佐藤励(れい37歳)さんは大曲工業機械科卒業、奈良芸術短期大学を卒業後帰郷して、実家の「角館きがた」祭りの人形作りや看板製作を手掛け、塑像製作で培った技術を生かし、地元に伝わる工芸技術を生かした製品開発に力を注いでおり、アトリエで説明していただきました。今後の活躍を期待しております。
K予定通り午後3時に角館駅において、解散しました。
この度の「ふるさと訪問」は、今までで最も多い人数の参加をいただき、ありがとうございました。
「秋田県は人口減少・少子高齢化」など様々な問題を抱えておりますが、各市町が地域の特色をいかした観光などで流動化人口を増やす自助努力を感じました。
少子化傾向による生徒の減少に伴う学校の統廃合、若い世代の同窓会離れ、帰属意識の薄れ、高齢化などが、同窓会運営にも立ちはだかってくるだろうと予想されます。
秋高連としても、皆様方と垣根を超えて協力しあって相談される場として一層強く求められると思います。活性化に努めてまいりますのでよろしくご協力お願いします。
L来年は、大館桂・大館高・大館工業・三校が統合しましたので、大館方面に「ふるさと訪問」を検討します。皆さんとまたの再会を念じております。
以上